投資を始める前に必ずやっておく事 ⑤商品の把握 〜投資信託〜

ファイナンス
まなぶ
まなぶ

前回までで購入する商品が絞れたので具体的な商品を検討したいな

はなこ
はなこ

私は結婚資金を投資信託で貯蓄しようかしら。何を買ったら良いのかな。

前回、使用目的、目標金額、必要時期、リスクの許容度に応じてどう言った商品を購入するか考察しました。次のステップとして個別の商品の特徴を把握しましょう。

今回は投資信託です。

一口に投資信託と言ってもそれこそ何千種類もの投資信託があります。(因みに2020年末で5,913本)

どれを選びましょう。。。

本記事の内容

  1. この記事では投資信託の内容とともに
  2. 選び方の基礎となる考え方を具体的に説明します。
  3. 記事を読むと、投資信託への理解が深まり選ぶ際のコツをつかめる様になります

この記事を書いている私は商社で20数年勤め現在有意義な生活を送っています。

この記事では投資信託を選ぶ際のポイントを紹介します。

投資信託とは

投資信託とは人(運用会社)に金を預けその金をその人に運用してもらう手段です。

運用会社はその金を運用先、過去の実績等を定期的に開示し、また今後の運用手法、即ちどの商品/分野/種類を購入するかを投資家に説明します。

投資信託の運用先

投資信託の運用先は「国内株式」「国内債券」「国際株式」「国際債券」「国内不動産(J-REIT)」「国際不動産」「コモディティ」等です。

それぞれの投資信託で主にどの商品を買うか特徴があり、更に複数のファンドを購入しているファンドもあります。

投資信託の手法

投資信託の運用の手法としてアクティブパッシブ(インデックス)があります。

パッシブ(インデックス)は市場のインデックスと連動するようにマーケットを満遍なく購入する手法。

アクティブは運用会社(ファンドマネージャー)がインデックスより大きなリターンを得るために運用先や機会を選んで売買をする手法。

プロが考え抜いて売買を行うのですからアクティブの方が良い結果を残すと思いがちですが、必ずしもそうではなく平均するとパッシブ(インデックス)の方が良い結果を残していると言う人もいます。

また、どのアクティブファンドを選ぶかはあなたなのでその時点でも選択すると言う行為が発生しています。

投資信託のコスト

購入時手数料、運用管理費用(信託報酬)、信託財産留保額、解約手数料等があります。これはファンドによって差がありコストがフリー(無料)の項目もあります。

このコストはリターンに少なくない影響を与えるのでよりコストが低い投資信託を購入する事は選ぶ際の重要なファクターになります。

投資信託の購入方法

自動積立が出来るかその都度購入するか。自動積立で定期的に同じ金額を購入すると「ドルコスト平均法」となり、安い時には多く、高い時には少ない購入数となることで購入金額の平準化や、リスクを分散出来ると言われています。

投資信託の注意点

毎月分配金が出る投資信託があります。イメージとして皆のお金を集めてその金が増えてそれを分配しているのかなと思いますが、あながちそうとも言えず、むしろそちらの方が少数派で、実際は集めた金を増やすことが出来ずに元本から分配に回している投資信託が多い様です。

タコが自分の足を食べる、正にタコ足状態です。分配金をもらっても元本がそれ以上に減っているので要注意です。

投資信託の選び方

私が選ぶポイントは下記です。

私の選ぶポイント
  1. 手数料はただ(ノーロード)
  2. アクティブは避けインデックス
  3. タコ足でないか確認
  4. 自動積立で購入

順番に説明します。

手数料はただ

投資は長期間を前提に数%の利益を追求します。その際に手数料の差は非常に効いてきます。

購入時手数料がタダのノーロードか、あっても些少なものを選びます。

アクティブは避けインデックス

インデックスはマーケット全体を買うと言う事です。例えば、アメリカの成長を買う、世界の成長を買う等。これは長期で見れば外れがありません一方でアクティブではどうしてもマーケットの一部を買う事になり当たる時はインデックスより高いリターンがありますが、外れる時はどうしても生じます。外れる(インデックスを下回る)方が多いとも言えます。また、アクティブはインデックスに比べ手数料が高くなります。これはファンドマネージャーが何を買うか調査、研究を行うので自動的にマーケット全体を買うインデックスより手間が掛かるからです。この手数料の差は効きます。

タコ足でないか確認

その投資信託が過去どうなっているか、それなりの規模でやっているか、他のポイントは抑えてるか、等で実力を見ます。

自動積立で購入

後は自分の判断も捨て、自動的に毎月、一定額を購入して行きます。ドルコスト平均法での購入です。

まとめ

この記事では投資信託の特徴をまとめ、選択する際の私なりのポイントを説明しました。これはあくまで投資信託を購入する際のポイントです。個別株式を購入する場合や他の商品を購入する際にはまた別のポイントがありますのでこれは別途記載して行きます。

既に別の記事で買う前の行動を説明しています。それをした上での選択のポイントです。

皆さんの参考になれば幸甚です。

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